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かけわり図とはどんな図?
こんな図です。具体的にどんな場合に使うか? といいますと
4mで800円のリボンがあります。1mでは何円ですか?
かけわり図を書く
解答
かけわり図から、800 ÷ 4 = 200(円)
となるのですが…
面積図にする必要があるのでしょうか? また、4m と 単位長さである 1m を別々に書くのは理解しづらいです。
線分図で理解したほうが良い
こうやって線分図を書いたほうが、なにの計算をしたらよいか? が、より具体的にイメージ出来ると思います。
4mの長さ を 4で割ったら 1m(単位)になるから、800円を4で割ればいいんだね♪ という イメージです。
実は、かけわり図を使って「意味はわからないけど、答えは出せる」は、あまり意味がありません。
意味がないどころか、学年が上がって応用問題を解くときには、意味を理解できていないのに解けてしまうという悪いクセで、本質を捉えられないことにもなります。
特に、上位校を狙っているお子さんは、「かけわり図」に頼らずに問題が解ける力が必要です。
塾で使っているT字式
- 全体量がわからなければ -> 単位量 × いくつ分
- 単位量がわからなければ -> 全体量 ÷ いくつ分
- いくつ分がわからなければ -> 全体量 ÷ 単位量
というのを、余り 理由は考えずに計算する為の図です。
リボンの問題をT字式でかくと
解答
T字式より、800÷4=200
Ans. 200円
と、問題の意味を全く考えず、答えである「何円」を隠して、残った計算をするだけです。
速度の問題で教える塾があります
これも、意味を考えず丸暗記させて、答えを導く方法です。
どれを使って教えるのが良いの?
T字式は、覚えてしまえば 計算に迷うことがなく、答えを最短で導きます。
ですが…コレを覚えてしまうと、なんでも T字式に入れて、余り意味合いを考えずに、条件反射的に答えを出してしまい、本質的理解を妨げます。
かけわり図は、正直 わかりやすい図とは思えません…
図を書いても、そこから どういった計算式に持っていくかが 見えにくいと思っています。
ので、将来的に応用ができる 線分図が使えるようになることが重要です。