家電専門店 やドラックストアで貯まるポイント。ポイントが貯まるのでついつい、いらないものまで買ってしまったりと、とても魅力的なアイテムですよね。
ポイント10%を具体的に見てみよう
1) 鉛筆1本あたり、いくらで買えたでしょうか。
2) それは定価の何%割引だったでしょうか。
消費税は考えません。答えは小数点第二位を四捨五入して答えなさい。
実際に買った鉛筆1本の値段の考え方
100円の鉛筆を10本買ったので、支払った金額は、
$100 \times 10 = 1000$円
支払った金額の10%のポイントがもらえるので、もらったポイントは、
$1000 \times 10\% = 1000 \times \frac{\displaystyle 10}{\displaystyle 100} = 100$ポイント
100ポイント あるので、もう1本の鉛筆は、お金を払わずに買うことが出来ます。
よって、買った鉛筆の合計本数は、$10 + 1 = \textcolor{red}{11}$本
整理すると…
支払った金額 1000円
買った鉛筆の本数 11本
残りポイント 0ポイント
よって、鉛筆1本あたりに実際に支払って金額は、1000円で11本買ったので、
$1000 \div 11 = 90.90…$ ですので、答えは、小数点第ニ位を四捨五入して、90.9円 となります。
割引率考え方
鉛筆11本を定価で買った場合、支払う金額は、
$100 \times 11 = 1100$円
今回、1000円を支払っているので、割り引いてもらった金額は、定価 1100円との差額となり、
$1100 – 1000 = 100$円
割引金額が、定価の何%ですか。と聞かれているので、定価 1100円との割合を計算すると、
$100 \div 1100 \times 100 = \frac{100 \times 100}{1100} = \frac{100}{11} = 9.09…%$
となり、答えは、小数点第ニ位を四捨五入して、9.1% となります。
ポイント10%を使い切った場合の割引率
上記で計算した通り、ポイント10% の割引率は、約9.1%となります。
割引率 と ポイント還元率の違い
○ 割引率 とは、定価から見た割引の割合
○ ポイント還元率は、すでに支払った金額から見た、ポイントの割合
お得な金額はどちらも 100円で同じですが、比べる元となる金額が違うので、ポイント還元率と割引率は違う数値になります。
なんだか、狐につままれたような話ですが… 小学校算数の割合では、何を元にした割合なのか? が重要ですので、しっかりと勉強しましょう。
おまけ : ポイント還元と割引率
(割引率) = (ポイント還元率) ÷ (100% + (ポイント還元率))
ポイント還元率 | 割引率 |
0.5% | 0.498% |
1% | 0.990% |
2% | 1.961% |
3% | 2.913% |
4% | 3.846% |
5% | 4.762% |
6% | 5.660% |
7% | 6.542% |
8% | 7.407% |
9% | 8.257% |
10% | 9.091% |
11% | 9.910% |
12% | 10.714% |
13% | 11.504% |
14% | 12.281% |
15% | 13.043% |
16% | 13.793% |
17% | 14.530% |
18% | 15.254% |
19% | 15.966% |
20% | 16.667% |
ポイント還元率が高いほど、割引率と数値が離れていきますね…
といっても、当然ポイント還元率が高いほうがお得ですよ。