立体のセンスないのかなぁ…
コツさえつかめば展開図は簡単だよ!
2つのコツ
立体の展開図のコツ
○ L字型はピタッとくっつく!
○ 最も遠い頂点は2つの正方形の対角線にある!
L字型はピタッとくっつく!
オーソドックス(馴染みのある)な展開図
図 1 立方体の展開図
色をつけている 辺 と 頂点 は、立方体になった時にピタッとくっつく!
確かめてみよう
右上の正方形3つ。青色でL字型になっている部分を、立体として組み立てます
このように、● は重なって、同じ頂点。辺も重なって 同じ辺になります。
これは、図1 の 赤・青・緑・オレンジ の どの L字型の部分でも 同じように重なります。
これが、第1の法則! L字型はピタッとくっつく! です。
最も遠い頂点を探せ!!
立方体を考える
最も遠い頂点とは、上の図で ● と ★ の組み合わせとなります。(●★, ●★, ●★)
ここで、オレンジの ● と ★ に注目しましょう。
立方体で一番遠くにある 頂点 ● と ★ は、展開図上では、正方形2つで出来た長方形の対角線上に ● と ★ はあります。
●★, ●★の最も遠い頂点 を同じ図の上に書くと
このように、最も遠い頂点は、正方形2つで出来た長方形の対角線上にあります。
ポイント!
青に注目!
★ から 見た最も遠い ● は、展開図では2つありますが、L字型の法則によって、この 2つの ● は、立方体状では、ピタッとくっつき 同じ頂点● となります。
2つのコツだけで問題は解ける!!

L字型がピタッとくっつく!
Aに注目してみましょう。
展開図の、B と C を中心にL字型(逆L字)が見えますね。ここで、L字型がピタッとくっつく!を利用して、あ と お が A となります。
一番遠い頂点を探す!
Aから一番遠い頂点はH
立体図上で、Aから一番遠い頂点はHだとわかります。
展開図において、一番遠い点は、2つの正方形をあわせた長方形の対角線でしたね。
Aから見ると か ・ こ が、対角線上の頂点となります。
よって、か → H ・ こ → H となります。
※「かDこ」のL字型をみても、か と こ はピタッとくっつく事がわかります。
Bから一番遠い点はG
立体図上で、Bから一番遠い頂点はG
展開図において、Bから見ると き ・ け が、対角線上の頂点となります。
よって、き → G ・ け → G となります。
Cから一番遠い点はF
立体図上で、Cから一番遠い頂点はF
展開図において、Cから見ると う が、対角線上の頂点となります。(Cに対しては、一つしかありません)
よって、う → F となります。
Dから一番遠い点はE
立体図上で、Dから一番遠い頂点はE
展開図において、Dから見ると い ・ え ・ く が、対角線上の頂点となります。(Dには、3つもありますね)
よって、い → E ・ え → E ・ く → E となります。
※「いFえ」のL字型をみても、い と え はピタッとくっつく!がわかります。
よって答えは
立体を想像しなくても出来たよ!
まとめ
立体の展開図のコツ
○ L字型はピタッとくっつく!
○ 最も遠い頂点は2つの正方形の対角線にある!
2つのコツを使って、立方体と展開図の頂点を全部書くと、多くの問題が簡単に解けるようになります。