スーパー天秤法の基本はこちらを参考にしてください → 天秤法でわかった!!中学受験算数・食塩水問題のスピード解き方♪
スーパー天秤法で解く!!
天秤をまずは描いてみる
問題文から読み取れる、元々の食塩水の情報を 線分図 上に描きます。
濃度の薄い6%を左側に書き、重さを 重りのように描きます。今回、11%の重さはわからないので空欄にしておきます。
つりあった濃度を描く
さらに、問題文より混ぜた後の食塩水は 9% でしたので、つりあった 場所(支点)に 9% を書きます。
すると、左の腕の長さは 9 – 6 = 3(%)、右の腕の長さは 11 – 9 = 2(%) となります。
天秤がつりあうのは??
食塩水の濃度は一旦無視します。
左の腕の長さが 3 右の腕の長さが 2 となり、腕の長さの 比 は 3 : 2 。
天秤がつりあう時に、重さの比は 腕の長さの比の 逆比となるので、2 : 3
$$ 2 : 3 = 200 : □ $$
よって、右側の重りの重さは 300g
※ 比の計算方法は、比の内項と外項の積は同じ♪を参考にしてくださいね。
力のモーメントが同じとき つり合う
(左の重さ) × (左の長さ) = (右の重さ) × (右の長さ)
数学で考えると
食塩の量に注目する
11%の食塩水の量を$ x $ とおく。
問題文より、混ぜた時の食塩の量は
$$\begin{eqnarray}
200 \times 6\% + x \times 11\% &=& ( 200 + x ) \times 9\% \\
1200 + 11x &=& 1800 + 9x \\
2x &=& 600 \\
x &=& 300 \\
\end{eqnarray}$$
まとめ
スーパー天秤法 や 面積図を使わずに考えると、数学の式からわかるように、右左どちらにも$ x $が出てくる式となり、算数としてはとても解くのが難しくなります。
ここは、スーパー天秤法をマスターして、スピーディーに解答してくださいね。